NYタイムズに洋食

こちらの記事、日系カナダ人の方が記者なんですが、かなり詳しく調査されてますね。


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記事は洋食の紹介から始まりますが、まずこの一節、

『But the story of yoshoku goes beyond the familiar one of fusion cuisine. It sheds light on Japan’s tumultuous modern history, from its traumatic early encounters with the West to its often uneasy embrace of Western values. 』 

を拝見して大きく頷きました。これを訳すと、

『しかし、この「洋食」には、単純な食文化の融合だけに留まらない深い歴史がある。 それは、この国の西洋文化との辛い出会いから始まり、山あり谷ありで西洋の価値観を受容してきた、 日本の動乱の近代史そのものなのだ。』

となります。


そうなんです。

和食には当然ながら、長い長い歴史があります。もちろん、他国の料理にもそれぞれの国毎、歴史がありますが、洋食は文久3年、長崎に開業した「良林亭」から始まります。

この記事にある通り、幕末の西洋文化との出会いから、戦争、震災など、数多の動乱の中で発展してきた日本の料理です。


現在、洋食検定入門編をリリース致しまして、初級〜を作成致しておりますが、

洋食の歴史を紐解くと、開国、神仏分離令、大教宣布、百貨店の歴史、第二次世界大戦、関東大震災、これらの事象が如何に日本人の食に影響を与え、如何にして今日の「洋食」」が生まれたか?を理解出来ます。


ここのお店が「美味しい」「美味しくない」

海外から日本進出した○○って店が美味しい、面白い。

そんな議論も良いのですが、我々日本人の食生活に深く根付いた「洋食」をしっかりと知る事で、

もっともっと食への感謝へ繋がると思います。


是非「洋食検定 入門編」を試して頂き、初級以降も楽しみにして頂きたいと思います。



一般社団法人 日本洋食協会

『日本洋食の未来を創る』 私達は「日本の洋食」を「洋食とは米飯に合わせて食す、日本独自の進化を遂げた西洋料理」と定義しております。つまり、「洋食」は紛れも無く日本食の一部です。しかしながら、海外に於いて洋食は「WesternFood」と混同されており、日本の食文化として認知されておりません。私たちは当協会の活動を通じ「洋食=Yoshoku」となる未来を築いて参ります。

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