ノロウイルス

お久しぶりです。

10年ぶりに「警報レベル」だとか。


感染は貝から?

一般的に「ノロウイルス=生牡蠣」というイメージをお持ちの方も少なくありませんが、

実際は生牡蠣が感染ルートとは限りません。

生牡蠣を飲食店で取り扱う際、生牡蠣の養殖場や生食用牡蠣の指定海域などから仕入れます。

現地では随時水質検査など、ノロウイルスの検査を実施しておりますので、万が一、少しでもノロウイルスの可能性があった場合、店舗に連絡があります。そして、出荷を見送ります。
ですから、ノロウイルスに感染した牡蠣というのは、飲食店では仕入れる事が出来ません。

もし仮に仕入れられたとすれば、それは店舗ではなく、出荷側の問題ですね。。。
また、技術の向上により「無菌牡蠣」という牡蠣もあるようです。(こちらは実際に使用した事がありませんので、あるようです。と記載させて頂いております。


感染ルート

これだけ広がっているという事は、それだけ「ヒトからヒト」への感染が多いのでしょうね。

ノロウイルス自体は85℃ 60秒で死滅しますので、保健所のガイドラインでは中心温度85~90℃で90秒以上加熱となっています。ただ、これはあくまでも二枚貝を食す場合であり、貝以外でも

1.《感染症ルート》 感染者の嘔吐物等を処理する際などに、手指にノロウイルスが付いて、手指を介して口に入り感染する場合、あるいは乾燥して浮遊したノロウイルスを吸い込んで感染する場合 

 2.《食中毒ルート》 感染者が調理時に食べ物にノロウイルスを付け、その食べ物を食べて別の人が感染する場合

というルートがあります。

ですから、3〜4年ほど前、大手チェーン店のハンバーグ屋さんでもノロウイルスが発生した事もあり、一概に貝が問題ではありません。

調理法云々というよりも、衛生管理をきちんとする事が大事でしょうし、腸内で増殖するという事から、主にトイレ(糞尿や嘔吐物)からの感染ですから、調理の際は手洗い、マスク、手袋をするのは当然。

また、お酒を多く扱う店舗では、特に忘新年会シーズン、嘔吐物処理も少なくありませんので、感染者の嘔吐物が空気中に飛散して感染してしまう事もあります。
※くしゃみや咳では感染しません。



1. 貝からの感染は決して多くない
2. 貝類は中心温度85~90℃で90秒以上加熱
3. 衛生管理をきちんとする事が大事


ご注意を。






一般社団法人 日本洋食協会

『日本洋食の未来を創る』 私達は「日本の洋食」を「洋食とは米飯に合わせて食す、日本独自の進化を遂げた西洋料理」と定義しております。つまり、「洋食」は紛れも無く日本食の一部です。しかしながら、海外に於いて洋食は「WesternFood」と混同されており、日本の食文化として認知されておりません。私たちは当協会の活動を通じ「洋食=Yoshoku」となる未来を築いて参ります。

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