いよいよ、念願の日本洋食協会を発足致しました。
当協会では「日本の洋食」の良さを再認識し、これを世界に広げるという事をミッションとします。
日本は美食の国で、日本人は優れた味覚と調理技術を持っています。
生魚を食す事に抵抗があった国でも、今では「寿司」を食しますし、その美味しさは世界に理解を得られたと言っても良いと思います。また、ラーメンも近年世界に広がり、日本のラーメンとしてその地位を築いたとも言えます。
一方、洋食はどうでしょう?
このページをご覧になられている「洋食に関心がある皆様」には常識かと思いますが、
洋食は「日本の食文化」です。明治時代、欧米から様々な文化が日本に渡り、その一つ「西洋料理」を、日本人の好みに合わせて改良した料理で、既に150年超の歴史を持ちます。
そして、洋食の定義は、
『欧米の料理を、ご飯に合うように日本で改良されたもの』
です。
しかし、英語では洋食を説明する事が難しく「洋食」=「WesternFood」と訳されます。
一方、我々が考える「WesternFood」は、ハンバーガーを中心とした「アメリカ料理」です。
ですから、海外の方に洋食の説明をすると「Whats Yoshoku?」から始まり、結局は「WesternFood」におさまってしまいますし、「ハンバーグ」という言葉もありませんので、「ハンバーガー」と言われてしまいます。また、日本国内に於いても「洋食」の定義がなく、「和食以外は全て洋食」というご意見もありますし、「ハンバーグって何料理?」という方もおられます。
「ハンバーグ」「オムライス」「シチュー」「グラタン」「メンチカツ」「チキンバスケット」etc
これらは全て「日本の洋食」であり、日本国内でも人気があるにもかかわらず、それをキチンと発信出来ていないのが現実です。
前述の通り、当協会のミッションは『日本の洋食の良さを再認識し、これを世界に広げる』という事です。
その為、洋食の祭典「洋食フェス」や一般会員の投票による「洋食選手権」
地方自治体との連携による、地方の洋食発掘など、思いつく限りの施策を実行します。
そして、日本全国の洋食店を盛り上げ、その結果として海外での洋食イベントや「Yoshoku」を日本発の料理として発信し、洋食の未来を切り開いて参ります。
今後ともご支援とご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
0コメント